毎日の生活で必ずかかる光熱費。高額になると家計にも打撃が大きいので、できるだけ金額は抑えたいですよね。
光熱費は毎日使うものであるため、いきなり大幅に減らすのは難しいです。しかし今日からできるちょっとした工夫で、今の金額より少しは下げられるかもしれません。
今回は、今すぐ取り組めるコツを中心とした光熱費の節約方法を、光熱費の平均値を交えてご紹介します。
光熱費の平均はどのくらい?
そもそも光熱費の平均はどのくらいなのでしょうか?
光熱費の全国平均値を、総務省の2020年の統計から世帯人数ごとにご紹介します。
紹介する金額はあくまでも平均値であるため、同じ世帯人数でも「生活の仕方」「住んでいる地域」「季節」などの要素によって金額は変動します。目安としてご確認ください。
世帯人数 | 光熱費の全国平均値 |
---|---|
1人暮らし | 月11,686円 |
2人暮らし | 月19,459円 |
3人暮らし | 月22,614円 |
参考:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2020年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口(4.世帯人員・世帯主の年齢階級別)
光熱費の平均値(1人暮らし)
1人暮らしの光熱費の全国平均値は月11,686円です。
内訳は以下の通りです、
ガス代 3,021円
水道代 2,172円
※その他の光熱費702円を除きます。
光熱費の平均値(2人暮らし)
2人暮らしの光熱費の全国平均値は月19,459円です。
内訳は以下の通りです。
ガス代 4,354円
水道代 4,255円
※その他の光熱費1,334円を除きます。
人数が2人になったからといって、単純に1人暮らし分の2倍の金額になるわけではありません。
光熱費の平均値(3人暮らし)
3人暮らしの光熱費の全国平均値は月22,614円です。
内訳は以下の通りです。
ガス代 4,960円
水道代 5,528円
※その他の光熱費1,195円を除きます。
水道代を節約するコツ
まずは水道費を節約するコツです。
ここからは光熱費の内訳ごとに、節約のコツ4つを具体的にご紹介します。
・水を出しっぱなしにしない
・トイレのレバーを使い分ける
・洗濯機の使い方を工夫する
・お風呂の入り方を見直す
水を出しっぱなしにしない
初歩的なことですが、普段水を使用するときに水を出しっぱなしにしないよう意識しましょう。
水は、歯磨き・洗顔・食器洗いなど、日常のさまざまなシーンで使うため、できるだけこまめに水を止めることで水道代を節約できます。
トイレのレバーを使い分ける
トイレのレバーの使い分けもおすすめです。
トイレのレバーには大と小があり、流れる水の量が違います。
トイレは毎日何度も使うので、小で済むときは小のレバーを使うように意識するだけで、使う水の総量が減らせます。
洗濯機の使い方を工夫する
洗濯機で使う水量を抑えることも、水道費の削減になります。
例えば、洗濯機の水としてお風呂の残り湯を使うのもオススメです。浴槽から洗濯機に直接残り湯を移動できる専用ホースなども売っているので、探してみましょう。
ただし、お湯に入浴剤が入っていると洗濯には使えないことがあります。入浴剤の注意書きを確認してから浴槽のお湯を使ってください。
洗濯の回数が増えるほど水道代は上がるので、洗濯回数を減らすのも節約に効果的です。洗濯物があまりにも少ないときは、ある程度溜まってから一度にまとめて洗濯しましょう。
ただし、夏場で汗をたくさんかいたり、汚れがひどかったりするものはなるべく時間をおかずに洗うほうがベターです。状況に応じて洗濯回数を調整しましょう。
お風呂の入り方を見直す
お風呂に貯めるお湯の量を少なくするのもおすすめです。いつも浴槽ギリギリまでお湯を貯めている方は、浴槽の6分目や7分目くらいまで意識して水量を減らしてみましょう。
一見お湯が足りなく見えるかもしれませんが、実際に入るとお湯のカサが増え、意外としっかり肩までお湯に浸かれます。
電気代を節約するコツ
続いて電気代を節約する4つのコツをご紹介します。
・古い家電は買い替える
・電力会社の切り替えを検討する
・エアコンの設定温度に注意する
・アンペア数を下げる
古い家電は買い替える
今使用している家電で古いモデルがあったら、思い切って最新の省エネ家電に買い替えたほうが、結果的に電気代の節約につながります。
家電のなかでも特に消費電力が大きいのが、冷蔵庫やエアコンです。冷蔵庫やエアコンは特に省エネ化が進んでいるため、最新のモデルを使用すると10年前のモデルより年間の消費電力量が3割ほどお得になることもあります。
省エネ家電を選ぶときは、製品についている「統一省エネラベル」を確認しましょう。5段階評価によって、省エネ基準の達成度合いをわかりやすく表示しています。
参考:統一省エネラベルが変わりました|経済産業省・資源エネルギー庁
自治体によっては、対象の省エネ家電を購入する際に助成金を支払ってくれることもあります。お住まいの自治体の役場に問い合わせるか、近所の家電量販店・電気屋に聞いてみましょう。
電力会社の切り替えを検討する
2016年に電力が自由化されたことで、各家庭で電力会社を自由に選べるようになりました。あまりにも電気代が高い月が続くようであれば、思い切って電力会社を切り替えるのも一案です。
例えば、今まで一般的だった大手の電力会社だけではなく、新規参入してきた電力会社からも契約できます。
従来の大手企業よりも安い単価で契約できたり、お得な特典を受けたりできるケースもあります。
ポイントサイトやアンケートモニターサイトで貯めたポイントで、料金を支払える会社もあります(例えばアンケートモニターの「infoQ(インフォキュー)」なら、貯めたポイントを東京電力の支払いで使えます)。
▼参考
ドットマネーの交換先や、ドットマネーの貯め方を解説
電力会社の多くは、公式Webサイトで簡単に電気代のシミュレーションができます。
電力会社を切り替えることで、例えば「3人世帯なら年間12,000円」「2人世帯で年間8,000円」ほどの節約になることもあります。
気になる会社でいくつかシミュレーションしてみて、現在の電気代と比較してみましょう。
エアコンの設定温度に注意する
家電のなかでも電気代が膨らみがちなのがエアコンです。電気代節約のために、エアコンの使い方を工夫しましょう。
エアコンの電気代は、設定温度が1度違うだけでも変わってきます。冷房の設定温度を1度上げると約13%、暖房の設定温度を1度下げると約10%の消費電力削減になるといわれています。
エアコンの設定温度と室温の差が大きいほど、その差を埋めるためにエアコンがフル稼働するので電気代はかかります。なるべく設定温度と室温の差を減らすことが重要です。
環境省が推奨する最適な室温の目安は、「夏は28度」「冬は20度」です。
参考:2017年度の家庭のエネルギー事情を知る?エアコンの使い方について?
最適な室温へ近づけるには、エアコンだけではなくサーキュレーターも一緒に稼働させるのがおすすめです。冷房でも暖房でも、サーキュレーターを併用することでエアコンの空気が部屋中に循環し、効率良く室内を冷やしたり暖めたりできます。
サーキュレーターの消費電力はエアコンよりも低いので、サーキュレーターを併用してエアコンの設定温度を室温に近づけるほうが、結果的に電気代の節約になります。
アンペア数を下げる
大きな電力を一度に使わないようにするのも、電気代を下げるポイントです。
例えば電子レンジやドラム式洗濯乾燥機、ヘアドライヤー、電気ケトルは一度に消費する電力量(アンペア数)が大きく、同時に使用するとアンペア数が大きくなります。
これらの家電を使用する時間を分散させることで、使用するアンペア数を下げられます。
例えば電子レンジを使っている間はヘアドライヤーを使用しないなど、使う時間を集中させないようにしてみましょう。
また、電力会社で契約しているアンペア数を下げるのも一案です。契約している電力会社に、契約しているアンペア数の引き下げ希望の旨を連絡すると、基本的には無料でブレーカーを交換してくれます。
ガス代を節約するコツ
最後にガス代を節約する5つのコツをご紹介します。
・お風呂の追い焚き回数を減らす
・お湯の設定温度を下げる
・断熱材を使う
・ガス会社の切り替えを検討する
・料理するときのガスの使い方を工夫する
お風呂の追い焚き回数を減らす
まずはお風呂の追い焚き回数を減らしてみましょう。
追い焚き機能は便利ですが、追い焚きをするたびにガス代と電気代がかかってしまいます。
家族が何人もいる場合は、以下のような工夫によってできるだけお風呂の温度を下げない工夫しましょう。
・なるべく一人ひとりの間隔を空けずにお風呂に入る
・お風呂が冷めにくくなるアルミの保温シートを浴槽に浮かべる
お湯の設定温度を下げる
お湯の設定温度を少し下げるだけでも、ガス代が節約できます。
例えば、お風呂のお湯は42度くらいに設定する方が多いですが、38~40度くらいに少し下げるだけでガス代も下がります。設定温度を下げることで給湯器にかかる負担が減るためです。
38~40度くらいのお湯は、ガス代削減につながるだけではなく、リラックス効果をもたらします。38~40度くらいは温度刺激が少なく副交感神経を刺激するため、血圧が下がってリラックス効果につながるといわれています。
ガス代節約にもなってリラックスにもつながる、設定温度の見直しをぜひ今日から試してみてください。
断熱材を使う
暖房の効率を高めるため、床や壁、窓などに断熱材シートを貼るのも手です。
断熱材を貼ることで、空気の層を作り暖かい空気を室内に留められるため、結果としてガス代の削減にもなります。
断熱シートによっては、暖房だけではなく夏の冷房効率を高めるタイプもあります。結露を防止する加工が施されているタイプもあり、窓のカビ予防になって便利です。
外から室内が見えにくくなるタイプについては、人通りが多い場所に面した窓に貼ることがおすすめです。
断熱シートはインターネットやホームセンターなどで気軽に購入できます。シートによって貼れる素材が違うので、購入前に確認しましょう。例えば、ざらざらした砂壁や曇りガラスには貼れないものが多いようです。
ガス会社の切り替えを検討する
2017年より、都市ガスの小売全面自由化も始まり、電力だけではなくガス会社も自由に選べるようになりました。電力会社と同様に、ガス会社の切り替えを検討してもよいでしょう。
会社によっては、電力会社とガス会社を一緒に契約することでお得なプランが適用されることもあります。Webサイトのシミュレーターでどのくらいガス代が節約できるかチェックしてみましょう。
料理するときのガスの使い方を工夫する
料理をするときのガスの使い方も工夫しましょう。
ガスコンロの火力が強かったり、使う時間が長くなったりすると、その分ガス代も上がります。
状況によってこまめにガスコンロの火力を調整するのがおすすめです。
電子レンジもうまく活用しましょう。例えば、じゃがいものように火が通りにくい食材は、まず電子レンジで数分加熱してからフライパンや鍋で調理することで、ガスの使用時間を減らせます。
光熱費の支払い方法も見直しを
毎月の光熱費の支払い方法を見直すのもおすすめです。
口座引き落としにしている方は、スマホ決済(電子マネー)やクレジットカード引き落としに切り替えてみてはいかがでしょうか?
こうすることで毎月の光熱費に応じてポイントが貯まりお得です。ポイントの還元率の目安は0.5%~1.0%ほどです。
クレジットカードを新規発行したい方は、ポイントサイトを経由してカード発行するのもおすすめです。
ポイントサイト経由で特定のクレジットカードに入会&新規発行すると、1回につき5,000~20,000ポイント(1ポイント=1円相当)ほどが付与されるお得なキャンペーンがあることも。
例えばアンケートモニターサイトの「infoQ(インフォキュー)」では、「チャレンジdeたま~る」というコンテンツ経由でクレジットカードを発行するとポイントが貯まります。
※PC専用コンテンツです。
光熱費を無理なく節約して快適に
無理しない程度に工夫を重ねながら節約を続けましょう。
光熱費を急に減らすことは難しいですが、日頃から小さな工夫をするだけで少しずつ節約できます。
節約する方法として電力・ガス会社の切り替えや光熱費の支払い方法の変更なども紹介しました。切り替えの際は、自分が普段使っているポイントをお得に貯められるかという観点で選ぶのもよいでしょう。
アンケートモニターサイトの「infoQ(インフォキュー)」なら、 Webアンケートや座談会などモニター案件で貯めたポイントを、ドットマネー経由で東京電力の支払いに使用できます。
アンケートモニターで楽しくお小遣い稼ぎしつつ、光熱費もお得に支払いたい方はぜひチェックしてみてください。
▼infoQについて詳しくはこちら
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