マイナポイントとは、対象期間中にマイナンバーカードを作成し、キャッシュレス決済サービスと紐付けると付与されるポイントのことです。
マイナポイント第2弾では、健康保険証としての利用申込や公金受取口座を登録すると、最大で2万円分のポイントが受け取れます。
本記事では、マイナポイントの概要や受け取る方法、マイナポイントを申請する手順を解説します。
マイナポイントとは?
対象期間中にマイナンバーカードを作成し、申請することで受け取れるポイント。
クレジットカード、バーコード決済などのキャッシュレス決済に紐付けて利用すると獲得できます。
マイナポイントの付与は、マイナンバーカードを普及させるための政府によるキャンペーンの1つです。
マイナポイントには、ポイントカードなどで貯まるポイントとは違い以下のような特徴があります。
・ポイント申込や付与期間がある
・最大獲得ポイントが事前に決まっている
紐付けたキャッシュレス決済事業者のポイントとして還元されるため、「マイナポイント」という名前のポイントが配布されるわけではありません。
マイナポイントの推進には、以下の目的があります。
・マイナンバーカードの利用促進
・消費活性化
・キャッシュレス決済の普及
マイナンバーカードの利用を促進するため、最大5,000円相当分のマイナポイントが付与された「マイナポイント第1弾」が2020年9月〜2021年12月31日に実施されました。
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最大2万円相当のポイントがもらえる「マイナポイント第2弾」とは?
マイナポイント第2弾とは、最大20,000円相当のマイナポイントが受け取れる制度です。
2022年12月末までにマイナンバーカードと健康保険証、公金受取口座を紐付けることで、最大1万5,000円相当のマイナポイントが受け取れます。
第1弾でマイナポイントを獲得していない人は、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けると使用額の25%分のポイント(最大5,000円相当)を受け取れます。
マイナンバーカードとの紐付け、健康保険証と公金受取口座の利用申し込みをすれば最大で20,000円相当のポイントが付与されます。
マイナポイント第2弾の詳細は以下の通りです。
・マイナンバーカードを新規取得する方
・マイナンバーカードを取得したが、第1弾でマイナポイントの申請・申し込みをしなかった方
・マイナンバーカードを健康保険証として利用申し込みする方
・公金受取口座の登録を行う方
<マイナポイントの内訳>
詳細 | 受け取れるマイナポイント |
---|---|
1.マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付け、利用する (対象者は第1弾でマイナポイントを獲得していない方) |
使用額の25% (最大5,000円相当のポイント) |
2.マイナンバーを健康保険証と紐付ける | 7,500円相当のポイント |
3.マイナンバーカードに公金受取口座の登録をする | 7,500円相当のポイント |
<マイナポイント第2弾の実施期間>
マイナポイント第2弾の開始 | 2022年1月1日〜 |
健康保険証と公金受取口座の利用者向けの申込開始 | 2022年6月30日~ |
マイナンバーカードの申請期限 | 2022年12月末まで |
マイナポイント申請・申込の期限 | 2023年2月末まで |
※マイナンバーカードの申請期限は2022年9月末までから2022年12月末まで延長になりました。
健康保険証と公金受取口座の利用登録を行った方向けの申し込みは、2022年6月30日から開始されます。
マイナンバーカードの作成と、マイナポイントの付与に年齢制限はないので、家族全員分のマイナンバーカードを作成すれば、家族分のマイナポイントがそれぞれに付与されます。
例えば、お子様が小さい家庭であっても親が代理でマイナポイントの申請をすれば、最大20,000円のポイント還元を受けることができます。
最大2万円分のマイナポイントを受け取るまでの流れ
マイナポイント第2弾で、最大20,000円相当のマイナポイントを受け取るためには、スマートフォンアプリやパソコンなどから申請します。
マイナポイントが付与されるまでの手続きの流れは以下の通りです。
1.健康保険証、公金受取口座の登録
2.マイナポイントの予約
3.マイナポイントの申込
4.マイナポイントの付与
【流れ1】健康保険証、公金受取口座の登録
マイナポイント第2弾で獲得できる20,000円相当のポイントのうち、15,000円相当のポイントは健康保険証、公金受取口座を登録し、受け取ることができます。
・マイナンバーカード
・スマートフォンの場合:マイナポータルアプリのダウンロード
・PCの場合:マイナンバーカードに対応したカードリーダー
パソコンとスマートフォンで健康保険証と公金受取口座を登録する方法をそれぞれ紹介します。
<パソコンで登録する場合>
出典: マイナポータル
パソコンの場合は「マイナポータル(一般の方向け)」へログインをし「健康保険証利用の申し込み」「公金受取口座」の登録をします。
<スマートフォンの場合>
出典: マイナポータル
スマートフォンをご利用の場合は、Androidスマホの場合は「Google Play」より、iPhoneの場合は「App store」より「マイナポータル」と検索し、アプリケーションをダウンロードします。
出典: マイナポータル
を加工して作成
ログイン後「注目の情報」欄から「健康保険証利用の申し込み」「公金受取口座」の登録ができます。
【流れ2】マイナポイントの予約
マイナンバーカードの受取や健康保険証、公金受取口座の登録が済んだら、マイナポイントを受け取るために予約を行います。
マイナポイントの予約は、以下の手順に従って行います。
・パスワードを入力する
・マイナンバーカードを読み取る
・マイキーIDを発行する
マイナポイントの予約で必要なのは、マイナンバーカードと、マイナンバーカードの交付時に登録した4桁のパスワードです。
さらにスマートフォンとPCの場合は、以下を事前準備しておく必要があります。
・マイナンバーカード
・スマホの場合:マイナポイントアプリのダウンロード
・PCの場合:マイナンバーカードに対応したカードリーダー
マイナポイントは以下の3つから予約できます。
・スマートフォン
・パソコン
・マイナポイント手続きスポット
マイナポイントの予約方法をそれぞれ紹介します。
Androidスマホの場合は「Google Play」より、iPhoneの場合は「App store」より「マイナポイント」と検索し、アプリをダウンロードします。
アプリを立ち上げ「マイナポイントの予約・申し込み」ボタンを押し、画面下にある「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行ボタン)」をクリックします。
「次へ進む」ボタンをクリックし、画面の指示に従いマイナンバーカードの上にスマートフォンを乗せます。
マイナンバーカードを認識してパスワードを入力すると予約が完了となります。
Androidスマホの場合は「Google Play」より、iPhoneの場合は「App store」より「マイナポイント」と検索し、アプリをダウンロードします。
パソコンの場合は、「マイナポイントの予約・申込方法」のページから、マイキーID・登録準備ソフトをインストールします。
インストール後に、ソフトを有効化して「マイナポイントの予約」をクリックします。
「次へ進む」ボタンを押すとパスワード入力画面に遷移するので、4桁のパスワードを入力しましょう。入力後、完了画面に推移すれば予約は完了となります。
マイナポイント手続きスポットは、市区町村の窓口や郵便局、コンビニ、auショップなどの携帯会社に配置されています。 マイナンバーカードを設置し、カードを読み取った後にパスワードを入力。その後予約完了ボタンが出てくるので、予約完了をクリックして予約は完了となります。
【流れ3】マイナポイントの申込
マイナポイントの予約が完了すると「マイナポイントの申し込みへ進む」という画面が表示されます。
「マイナポイントの申し込み」をクリックして、マイナポイントを受け取るためにキャッシュレス決済サービスを1つ選択すれば、マイナポイントの申し込みが完了です。
マイナポイントの申し込みは完了となりますが、キャッシュレス決済サービスとの紐付けをすればポイントが配布されるわけではありません。
キャッシュレス決済を利用しなければ、ポイントが還元されないため注意しておきましょう。
なお、現在使用可能なキャッシュレス決済サービスは以下から検索できます。
対象となるキャッシュレス決済サービス検索 | マイナポイント事業
【流れ4】マイナポイントの付与
キャッシュレス決済サービスとの紐付けをすればポイントが配布されるわけではなく、選んだキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をするとポイントが付与されます。
獲得したポイントは、普段獲得するポイント名で表示されるため、「マイナポイント」とは記載されません。マイナポイントが付与されているか確認する際に、注意してください。
また、各キャッシュレス決済サービスによりポイントが付与される時期も異なるため、いつポイントが付与されるのかを事前に確認することをおすすめします。
マイナポイントの使い方
マイナポイントを獲得しても、どのように使えばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
マイナポイントがどのようなときに使えるのか、受け取ったマイナポイントのお得な使い方を解説します。
【前提】申込時に指定した決済サービスで使用できる
マイナポイントは、申し込み時に指定したキャッシュレス決済サービスでのみ使用できます。
具体的には、以下のようなときにポイントが利用できます。
・オンラインショッピング
・実店舗での支払い
・ギフトと交換
マイナポイントと連携できるキャッシュレス決済事業者は1つだけです。そのため、マイナポイントとの紐付けをする際は、普段利用をしているキャッシュレス決済に紐付けておくことをおすすめします。
また対応店舗が多いキャッシュレス決済を選べば、受け取ったポイントを無駄にすることなく使い切れます。
【よりお得に】キャッシュレス決済サービスと連携してポイントをもらう
各キャッシュレス決済サービスが開催しているキャンペーンとうまくタイミングが合えば、さらにお得にポイントを獲得できます。
マイナポイント第1弾では、ボーナスポイントがもらえるキャンペーンを実施していたキャッシュレス決済サービスがありました。
例えば、以下のようなキャンペーンです。
・ゆうちょPay:登録すると1,500円相当のポイント付与
・LINE Pay:1,000円相当のポイント付与や割引クーポンの配布など
・dポイント:チャージや支払いで最大1,000円相当のポイント付与
マイナポイント第2弾でも同じようなキャンペーンが開催する可能性があるので、キャッシュレス決済サービスでお得なキャンペーンが開催しているか確認してみましょう。
マイナポイントでよくある質問
マイナポイントの申請、利用方法でよくある質問は以下の通りです。
子どものマイナポイントも代理申請できますか?
15歳未満の子どもの場合は、親などの法定代理人がマイナンバーカードの交付申請をすれば取得できます。
この際、親と子どもの本人確認書類が必要になりますので注意してください。
受け取ったお子様のマイナンバーカードと親名義の決済サービスを紐付けると、ポイントが獲得できます。
子どものマイナポイントの申請には、特別な代理申請の手続きは必要ありません。通常の申請方法で申し込みしてください。
マイナポイントは、キャッシュレス決済と紐付けるだけでもらえますか?
キャッシュレス決済によるマイナポイントを受け取るためには、チャージやショッピングなどで使用する必要があります。
利用時の25%の金額が最大5,000円まで還元されます。
20,000円以上の買い物をしたとしても、5,000円以上のマイナポイントは還元されないので注意してください。
マイナンバーカードを作成するデメリットはありますか?
マイナンバーカードを作成するデメリットとして以下の2つが考えられます。
・盗難・紛失などで個人情報が漏洩するリスクがある
・個人情報が国に把握される可能性がある
ただし、マイナンバーカードを盗難されたとしても、不正利用するには必ずパスワードが必要になります。万が一の際に備え、パスワードはわかりにくく想像しづらいものにしておくのがよいでしょう。
この他に、個人情報が国に把握されるリスクの一つに資産状況を把握されるリスクが挙げられますが、正しく納税していれば特に問題はありません。
まとめ
マイナポイントとは、対象期間中にマイナンバーカードを作成しキャッシュレス決済サービスと紐付けることで付与されるポイントです。
第1弾では5,000円相当のポイントしか獲得できませんでしたが、第2弾のキャンペーンでは、健康保険証と公金口座の紐付けでさらに15,000円相当のポイントを獲得できます。
マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、自宅からいつでも紐付けの登録ができるため、誰でも簡単にマイナポイントの予約や申請ができます。
マイナポイント第2弾を活用して、マイナンバーカードを受け取ったら20,000円相当のマイナポイントをもらいましょう。
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