クラウドソーシングは、なかなか自分1人では見つけられないような案件に出会えることもあり、フリーランスや副業で働く方にとっては貴重な仕事探しの場所です。
しかし、クラウドソーシングを利用し始めたものの、なかなか売上が上がらずに苦労している方も多いのではないでしょうか。
今回はクラウドソーシングで稼げない理由と、稼げるようになるコツを徹底解説します。
クラウドソーシングで稼げない5つの理由
クラウドソーシングに登録しても、安定して稼げない方は多いです。
具体的にクラウドソーシングで稼ぐのが難しい理由を5つ解説します。
【理由1】低単価の案件が多い
クラウドソーシングにおける募集案件は、単価が安いものが多いです。
◆仕事別単価例
・ライティング:1文字0.1円〜0.5円前後
・画像作成:1件1,000円前後
・バナー作成:1件2,000円前後
クラウドソーシングに掲載されている低単価案件は未経験でも取り組める内容が多く、応募のハードルは低いです。
しかし1件の単価は低いため、案件数を多くこなしても安定収入にはつながりません。
単価を上げる方法としては、クライアントへの直接営業が挙げられます。クライアントと直接契約できれば利用手数料がかからないため、例えばライティングなら「1文字3円〜」など、高単価の案件も狙いやすいです。
ただし、クラウドソーシング上でやり取りしていた企業と直接契約に切り替えることを、規約で禁止しているプラットフォームも多いため注意しましょう。直接契約を狙う場合は、クラウドソーシング上以外での経路をうまく活用し、新規クライアントとつながりましょう。(例:Twitterを活用)
【理由2】利用手数料が高い
クラウドソーシングの利用手数料が高いため、最終的な手取りの減少を引き起こします。
クラウドソーシングサイトの手数料は、案件1件あたりおよそ20%が一般的です。
サイトによっては、案件の単価が低いほど手数料が高くなり、稼ぎづらい場合もあります。例えば「単価が20万円以上は手数料5%・10万円以下は20%」などです。
低単価の案件メインで取り組むと手数料も高くなり、数をこなしても稼ぎにくい要因となります。
手数料が「税抜き価格」から差し引かれるのか、「税込み価格」から差し引かれるのかという点もサイトによって異なるためチェックしましょう。税込み価格から差し引かれる場合、手数料も増えるため最終的な手取りも減少します。
【理由3】単発案件が多い
クラウドソーシングでは長期的な案件は少ないので、どうしても単発案件の繰り返しになりがちです。
例えばあるクラウドソーシングサイトでは、すべての案件数が約37万件に対し、継続案件は約11万件でした。全体で見ても継続案件の数は少ないです。
単発案件がメインになると、月によって仕事量に差が生まれ、収入は不安定になります。
ちなみにクラウドソーシングサイトには、一般公開されている案件以外にも、非公開案件やスカウト案件などもあります。非公開やスカウト案件は単価も高く、継続前提の仕事も多いものもあります。
【理由4】単価交渉を切り出しにくい
クラウドソーシングサイトは安価で大量発注したいクライアントが多い傾向にあるため、安価で請け負う人に依頼が偏りがちです。
単発案件が多く長期的な受注関係を築きづらいので、単価交渉も切り出しづらくなります。
【理由5】人気がある案件は競争率が高い
高単価案件やクラウドソーシングサイト上の評価が高い企業案件などは、人気が高いことが多いです。
人気のある案件は、公開されてもすぐ応募枠の定員が埋まったり、応募者多数で期限前に応募が締め切られたりします。
人気案件を見逃さないためにも、サイトの更新情報は定期的にチェックしましょう。
ちなみにアンケートなど簡単な案件なら、アンケートモニターサイトの「infoQ(インフォキュー)」もおすすめです。
アンケートの配信数が多いので、定期的にチェックすることで人気案件を見つけやすくなります。
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クラウドソーシングで稼ぐ4つのコツ
クラウドソーシングだけですぐに安定した収入を得るのは難しいですが、工夫をすれば少しずつ売上を上げることは可能です。
【稼ぐコツ1】プロフィールを充実させる
まず大切なのは、クラウドソーシングサイトのプロフィールをしっかり入力することです。
案件を依頼するクライアントは、まず応募者のプロフィールを確認します。クライアントがプロフィールを確認した際に「ぜひこの人に依頼したい」「この人なら安心して取引きができそうだ」と感じてもらうことが重要です。
クライアントはプロフィールを隅から隅までじっくり確認する時間はないことが多いので、パッと見て良い印象が伝わるようにしましょう。
アイコンはデフォルトのままではなく、自分の顔がわかる写真がおすすめです。アイコンで自分の顔を見せることで親近感がわいたり、印象に残りやすくなったりします。
ただし、インターネット上に自分の顔を露出することに抵抗感のある方もいるので、マストではありません。
自分の顔写真以外であれば、自分の作品の一部や専門ジャンルがわかる写真など、人柄がわかるものを選ぶのがおすすめです。
例えばグルメライターであれば、ブログで利用している食事の写真などでも良いかもしれません。
アイコンのほかにも、
クラウドソーシングサイトの認定証の取得有無
過去のクライアントからの評価やレビューの具体的な内容
得意分野
具体的な経歴
といった点をわかりやすく記載します。
得意ジャンルや経歴などの自分の強みは、遠慮せず強くアピールしましょう。
強みがわかると、クライアントも依頼の可否を判断しやすく、より自分にマッチした案件が来やすくなります。
上記を意識して丁寧にプロフィールを記載すると、コミュニケーションを取りやすそうな印象も与えられます。
【稼ぐコツ2】サイト上の実績と評価数を増やす
クラウドソーシングサイトには、お互いに人柄を知らない状態でも信頼できるかを判断するために、サイトごとで独自の評価制度を設けていることが多いです。
一度取引をしたクライアントから実際の仕事ぶりを評価してもらい、プロフィール上に誰でも閲覧できるよう掲載されます。
高評価が多いと信頼度も上がるため、提案が選ばれやすくなったり、非公開案件のオファーが届いたりする可能性もあるでしょう。
高評価が一定以上蓄積されると、サイト独自の認定証が付与されることもあります。認定証は信頼できる明確な証になるため、ぜひ獲得しましょう。
・丁寧なコミュニケーションを心がける
・仕事で積極的に提案する
・納期を守る
評価だけではなく、今までにクラウドソーシングで受注した案件実績数も重要です。
プロフィールにまったく実績がないとクライアントも依頼しにくいため、アンケートやレビュー入力など短時間で簡単にこなせる案件で実績を積み、実績数と評価数を増やしておきましょう。
実績が増えることで、徐々に単価の高い案件の獲得につながりやすくなります。
【稼ぐコツ3】継続案件に持ち込む
継続案件につなげることも重要です。
単発案件ばかりに取り組むと、毎回仕事に応募したり、レギュレーションを確認したりと手間がかかります。
仕事探しやレギュレーションチェックを繰り返す時間がかかるため、仕事の効率も低下しやすいです。
一方、継続案件であれば、毎月の安定収入につながるうえ、仕事で求められることが次第にわかってくるので、納品物もレベルアップしやすいです。
契約期間が長くなればクライアントとの信頼関係も築けるので、単価交渉もしやすくなります。
最初の入口は単発案件でもOKです。単発案件で仕事の内容をチェックして、「継続的に関わりたい」と思ったら、継続につなげるため提案するのもおすすめです。
提案する際は、クライアントが自分に依頼するメリットをアピールしましょう。
クライアントから長期契約を提案したくなるように、普段から丁寧なやり取りを心がけて信頼関係を築くのも大切です。
【稼ぐコツ4】専門性の高い案件にチャレンジする
専門性の高い案件にチャレンジするのもおすすめです。
特定のスキルや資格、経験が必要な案件は取り組める人が限られるため、高単価が多い傾向にあります。
自分の今までの実績や経験が活かせるものを見つけたら、ぜひ応募してみましょう。
目立つ実績がない場合も、まずはクラウドソーシングサイト内で簡単な案件をいくつかこなして実績を積みましょう。専門知識が不要なものや短時間で完了するものとして、アンケートやレビュー入力などがあります。
いくつかこなしてある程度実績を積んだら、それをアピール材料にして専門性が高い案件にステップアップするのがおすすめです。
クラウドソーシングで良い案件を見分けるコツ
残念ながら悪質な案件も紛れ込むことがあります
クラウドソーシングサイトには多数の案件が掲載されているため、悪質な案件に引っかからないためにも、良い案件(安全な案件)を見分けるコツを覚えておきましょう。
適切な価格設定にしている
クラウドソーシングのクライアントのなかには、極端に安い金額で大量発注する業者もいます。
例えばライティング案件であれば「1文字0.1円」「1記事10円」などです。
クラウドソーシングに慣れていない人は、適正価格がわからず極端に単価が低い案件を受けてしまうかもしれません。
極端に単価が低い仕事は、時間や労力の割に報酬がまったく見合わないので、受注を続けると疲弊します。
簡単な案件からコツコツ実績を積むのは重要ですが、極端に安い案件は避けましょう。
案件の詳細を見て、「この案件もしかすぎて安すぎるかも?」と思ったら、似たような条件で他の案件を見て比較してみましょう。
クライアントのレビューや評価も要チェックです。
認証マークがついている
クラウドソーシングサイトのなかには、一定の条件を満たしたクライアントにオリジナルの認定マークを付与しているところもあります。
認定マーク取得の条件はサイトによって異なりますが、以下を条件にしていることが多いです。
・プロフィールで本人確認書類を提示している
・秘密保持の確認が済んでいる
・メールの返信率が80%以上である
・仕事発注率が70%以上である
各サイトの条件をクリアして認定マークが付与されたクライアントであれば、発注も適正価格の可能性が高いため信頼できます。
クライアントのプロフィールから、過去の取引相手のレビューや口コミなども確認しましょう。
具体的な条件を明示している
案件に着手してから、「思っていた条件と違った」「仕事内容が聞いていたものと違う」など、トラブルに発展することがあります。
着手してからのトラブルを避けるためにも、必ず具体的な仕事内容や条件を明示している案件を選びましょう。
・発注納期
・業務内容
・業務範囲(どこまで自分の担当業務なのか)
・具体的な報酬
・単発案件 or 継続案件
上記の大切な情報をうやむやにしている案件だと、仕事に着手してからトラブルに発展する可能性があります。
個人情報を求めてこない
個人のメールアドレス、LINEのID、電話番号、住所など個人情報を聞き出そうとしてくるクライアントにも注意が必要です。
クラウドソーシングサイトでは、基本的にクライアントと受注者間における個人情報の受け渡しや、サイトを経由しないやり取りを禁止しています。
規約で定められているにも関わらず個人情報を聞き出すクライアントは、個人情報の収集を目的とした業者の可能性があります。
「詳しい業務内容は別途メールで連絡するので、メールアドレスを教えて」「書類を送りたいので住所を教えて」のように個人情報を求められたら要注意です。
クラウドソーシングの他におすすめの稼ぎ方
フリーランスや副業の案件は、クラウドソーシング以外にもさまざまな方法で見つけられます。
例えば、
・知人経由で案件を紹介してもらう
・TwitterなどSNSに出ている募集案件を探す
・気になる企業に直接連絡する
などがあります。
さらに、フリーランスや副業で働くのではなく、普段の生活のなかでちょっとしたお小遣い稼ぎをしたいのなら、内職やアンケートモニターもおすすめです。
内職なら、
・シール貼り
・部品組み立て
・アクセサリー作り
など、自宅でコツコツできる作業系が豊富です。
▼参考記事
【在宅】おすすめ内職14選!仕事内容や収入目安、探し方を紹介
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アンケートの種類もさまざまで、
Web調査:メールで届くアンケートにオンライン上で回答する
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ホームユーステスト:自宅に届いたサンプル品や新商品を実際に試してアンケート回答する
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クラウドソーシングは、うまく利用すればさまざまな案件に出会える便利なサービスです。
稼ぐコツや優良クライアントの探し方を意識しながら、少しずつレベルアップして安定した収入を目指しましょう。
前述のとおり、クラウドソーシングにある簡単な案件なら、アンケートモニターサイトにもたくさん揃っています。
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