防災グッズ本当に役立ったものランキン|被災経験者651人が選んだ意外な1位

防災グッズ本当に役立ったものランキン|被災経験者651人が選んだ意外な1位

地震や豪雨など、いつどこで発生するか分からない自然災害。
多くの人が「防災セット」を準備していますが、実は「市販のセットを買って満足しているだけ」というケースも少なくありません。

いざという時、そのバッグの中身は本当にあなたを助けてくれるのでしょうか? 今回、infoQでは「防災グッズの利用経験がある」全国の男女651人を対象に独自調査を実施しました。実際に準備した防災セットの中身から、リアルな備えの実態を探りました。

 

651人の被災・避難経験者が語る「防災グッズの真実」

被災現場や避難生活で「本当に役に立ったもの」と「実は不要だったもの」のリアルを浮き彫りにしました。

内閣府が令和7年に行った「防災に関する世論調査」では、食料や水の備蓄をしている人は約46.1%にのぼります。しかし、実際にその備えが機能したかどうかまで踏み込んだデータは多くありません。
そこで今回、infoQでは実際に防災グッズを使用した経験がある全国の男女651人を対象に独自調査を実施。

見えてきたのは、私たちが思い描く「避難グッズ」と、現場で切実に求められた「本当の必需品」との間にある大きなギャップでした。

【独占調査】防災セット本当に役立ったものランキングTOP10

実際に防災グッズを使用した経験がある651人の回答を集計したところ、驚きの結果となりました。

順位 アイテム名 割合(%)
1位 現金 15.5%
2位 保存水 11.5%
3位 カセットコンロ 7.8%
4位 ポータブル電源、モバイルバッテリー 6.9%
5位 LEDランタン 5.8%
6位 除菌グッズ 4.8%
7位 ラップ・ポリ袋 4.6%
8位 簡易トイレ(非常用トイレ) 4.1%
9位 水のいらないシャンプー 3.4%
10位 アルファ化米・レトルト食品 3.1%

※有効回答数:N=651(防災グッズ利用経験者)

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必要な防災グッズ1位

現金が1位。キャッシュレス時代の「最大の盲点」

 

1位に輝いたのは、最新のガジェットでも非常食でもなく、「現金(15.5%)」でした。

キャッシュレス決済が普及した現代では意外な結果ですが、ひとたび停電が発生すると、店舗のレジやATMは使えなくなり、電子決済も機能しません。

利用者の声からは、その切実さが伝わってきます。

  • 「どこかのお店は開いているし、現金があればホテルも利用できるので、一番強いものだと思う」(40代・女性)
  • 「結局、お金がないと何も買えないし、電子決済が使えない状況では現金が唯一の手段だった」(50代・男性)

政府のガイドラインでも、公衆電話の利用や自動販売機での購入を想定し、小銭を含む現金の備蓄が推奨されています。
今回の結果は、その重要性を実体験ベースで裏付けるものとなりました。

2位は「水」、3位は「コンロ」

続く2位は保存水(11.5%)、3位はカセットコンロ(7.8%)

  • 「断水になったら終わる」(30代・男性)
という声に象徴されるように、水の確保は生存に直結します。 そして注目すべきは、「食料があるか”よりも“温かいものが食べられるか」を支えるカセットコンロが上位に入った点です。

 

温かい食事は、極限状態において身体だけでなく精神面の安定にも大きく寄与します。この結果は、多くの自治体がカセットコンロを優先備蓄品として位置づけている方針とも一致しています。

今回のランキングから見えてきたのは、「便利なもの」ではなく、「インフラが止まっても機能するもの」が選ばれているという事実です。

想定外?出番が少なかった防災グッズ

一方で、今回の調査では「準備していたものの、実際の避難時にはほとんど使わなかった」というアイテムも明らかになりました。

順位 アイテム名 割合(%)
1位 耳栓・アイマスク 10.4%
2位 ホイッスル(救助笛) 8.9%
3位 多機能手回しラジオ 5.5%
4位 多機能ナイフ 5.4%
5位 水のいらないシャンプー 5.4%

※有効回答数:N=651(防災グッズ利用経験者)

特に多かったのが、「耳栓・アイマスク(10.4%)」や「ホイッスル(8.9%)」です。

これらは市販の防災セットの定番ですが、避難所の環境によっては「周囲の音が聞こえないことでかえって不安になり使用できなかった」という声や、「助けを呼ぶような状況にならなかった」といった理由から、出番がなかったという声が目立ちました。

また、「水のいらないシャンプー(5.4%)」については、

  • 「結局汚れは落ちないし、少し気分がマシになる程度なので……(30代・女性)」

という意見も。衛生用品は「備える」だけでなく、「自分に合うか試しておく」ことの重要性がうかがえます。

ローリングストック

失敗しない防災対策

利用経験者が実感した「3つの鉄則」

鉄則①|現金は「千円札+小銭」を意識して備える

停電時はレジが使えず、釣り銭が出せないケースも少なくありません。
そのため1万円札よりも、千円札や小銭を多めに用意しておくことが実用的です。

鉄則②|非常食は「ローリングストック」で日常化する

アルファ化米などの保存食よりも、普段から食べ慣れているカップ麺や缶詰の方が口に合い、精神的な負担を軽減できるという声が多く見られました。
「非常用」として分けるのではなく、日常の中で循環させる備蓄が鍵になります。

鉄則③|「避難所に行く前提」を見直す

マンションなどの集合住宅では、建物被害が軽微な場合、避難所へ移動するよりも自宅で生活を続ける「在宅避難」が現実的なケースもあります。
持ち出し用だけでなく、自宅で数日過ごすための備えも重要です。

防災力を高める一歩を、infoQで

今回の調査から見えてきた「リアルな声」は、私たち一人ひとりの備えを見直す大きなヒントになります。次にそのヒントを生み出すのは、あなたの体験かもしれません。

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よくある質問(FAQ)

Q:防災セットは市販のものを買えば安心ですか?

A:市販のセットは基礎として優秀ですが、今回の調査で1位だった「現金」や、個人の持病薬、メガネ、予備の現金などは含まれていないことが多いです。市販品をベースに、自分に必要なものをカスタマイズするのが正解です。

Q:水は何日分用意すべきですか?

A:政府は「1人1日3リットル×3日分(計9リットル)」を推奨しています。ただし、大規模災害時は救援物資が届くまでに1週間以上かかることもあるため、できれば7日分の備蓄が理想的です。

Q:マンション住まいでもカセットコンロは必要ですか?

A:非常に重要です。電気・ガスが止まった際、マンションのオール電化世帯は調理手段を完全に失います。カセットコンロがあれば、お湯を沸かしたり簡単な調理ができ、冬場の暖も取れるため、在宅避難の必須アイテムと言えます。

調査概要

調査方法:
infoQでwebアンケート実施
調査期間:
2026年1月29日(木)
有効回答:
651サンプル
調査対象:
全国15~99歳男女
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