「推し活やライブに行きたいけど、お小遣いが全然足りない…」「バイトは禁止されてるし、どうやって稼げばいいの?」——そんなふうに感じている高校生は、実はたくさんいます。
infoQが現役高校生61名に実施した調査では、毎月自由に使えるお金が3,000円未満と答えた人が約3割にのぼり、お小遣いの使い道1位は「趣味・推し活(グッズ・ライブ等)」(47.5%)という結果に。やりたいことはたくさんあるのに、手元のお金が追いつかない高校生のリアルが浮かび上がりました。そこで注目したいのが「副業」です。スマホ1台あれば、学業と両立しながら月1万円を稼ぐことも十分に可能です。この記事では、高校生がスマホだけで始められる副業を10個厳選して紹介します。安全に稼ぐための注意点や、よくある失敗の対処法もあわせて解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
高校生の「自由なお金」の実態|現役高校生61名への調査結果
infoQが現役高校生61名を対象に実施したアンケートから、高校生の「お金のリアル」が明らかになりました。毎月使えるお金の少なさと、やりたいことのギャップが浮き彫りになっています。
毎月自由に使えるお金はいくら?
「毎月自由に使えるお金はいくらですか(アルバイト代含む)」と聞いたところ、最も多かった回答は「3,000円未満」で29.5%。次いで「3,000〜5,000円未満」が19.7%、「5,000〜10,000円未満」が18.0%という結果になりました。
| 順位 | 毎月自由に使えるお金 | 割合(%) |
|---|---|---|
| 1位 | 3,000円未満 | 29.5% |
| 2位 | 3,000円〜5,000円未満 | 19.7% |
| 3位 | 5,000円〜10,000円未満 | 18.0% |
| 4位 | 0円(自由に使えるお金はない) | 16.4% |
| 5位 | 10,000円〜30,000円未満 | 11.5% |
| 6位 | 30,000円〜50,000円未満 | 4.9% |
| 7位 | 50,000円以上 | 0.0% |
※有効回答数:N=61(現役高校生)
注目すべきは、「0円(自由に使えるお金はない)」と答えた高校生も16.4%いたこと。つまり約3人に2人が月5,000円以下しか自由に使えないという現実があります。バイト代を含めてもこの状況ですから、バイト禁止校の生徒にとってはさらに厳しい状況と言えます。
高校生のお小遣いの使い道ランキング
続いて「お小遣いの使い道でもっとも金額が多いものは何ですか」と質問したところ、断トツ1位は「趣味・推し活(グッズ・ライブ等)」で47.5%。2位の「友達との交際費(飲食・遊び)」32.8%を大きく上回りました。
| 順位 | お小遣いの使い道 | 割合(%) |
|---|---|---|
| 1位 | 趣味・推し活(グッズ・ライブ等) | 47.5% |
| 2位 | 友達との交際費(飲食・遊び) | 32.8% |
| 3位 | 勉強・書籍・資格試験 | 9.8% |
| 4位 | ファッション・美容(服・コスメ等) | 4.9% |
| 4位 | ゲーム課金・コンテンツ利用料 | 4.9% |
※有効回答数:N=61(現役高校生)
推し活は、グッズ購入・ライブチケット・遠征費などを合わせると1回のイベントだけで数万円かかることも珍しくありません。月3,000円未満しか自由に使えないなかで、こうした出費を賄うのは至難の業です。だからこそ、副業で収入を増やすことが多くの高校生にとってリアルな解決策になっているのです。
高校生が副業を始める前に確認すること
副業を始める前に、年齢制限・学校規則・税金の3点を必ず確認しましょう。事前に把握しておくだけで、トラブルをほぼ防ぐことができます。
年齢制限・利用規約のチェック方法
副業プラットフォームの多くは、利用規約に年齢制限を設けています。たとえばクラウドソーシングサービスの一部は「18歳以上」を条件にしているケースがあります。登録前に必ず「利用規約」または「登録条件」のページを確認し、未成年でも利用可能か・保護者の同意が必要かどうかを確かめましょう。
・利用規約に「18歳以上」「高校生不可」の記載がないか
・未成年の場合「保護者の同意が必要」かどうか
・収益の受け取りに銀行口座が必要か(名義人の問題)
親への説明と学校規則の注意点
高校生が副業をする場合、保護者への事前相談は必須です。銀行口座の開設・各種サービスの登録には保護者の同意が求められることが多く、隠しておくと後でトラブルになりかねません。また、学校によっては「アルバイト禁止」の規則があっても、副業(業務委託・フリーランス的な働き方)については明確な規定がないケースも多くあります。学校の生活指導の先生や担任に確認しておくと安心です。
「副業は禁止されていない」「個人の裁量でできる範囲ならOK」という学校も増えています。まずは確認してみましょう。
確定申告はどうなる?基礎知識
副業で得た所得が年間48万円(基礎控除額)を超える場合、確定申告が必要になります。ただし、高校生のうちは年間で大きく稼ぐケースは少なく、多くの場合は確定申告の対象外です。とはいえ、親の扶養に入っている場合、副業収入が一定額を超えると扶養から外れる可能性があるため、年間の収入目安を親と相談しておくことをおすすめします。

高校生向け副業10選|スマホで今日から始められる
10の副業を「すぐ稼げる系」「スキルが身につく系」「AI活用系」の3タイプに分類しました。まずは下の比較表で自分に合うものを見つけてみてください。
| 副業名 | 始めやすさ | 稼ぎやすさ | スキル習得 |
|---|---|---|---|
| アンケートモニター | ★★★ | ★☆☆ | ★☆☆ |
| ポイ活(ポイントサイト) | ★★★ | ★★☆ | ★☆☆ |
| フリマ販売(メルカリ等) | ★★★ | ★★☆ | ★★☆ |
| Webライター | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
| イラスト・デザイン販売 | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
| 動画編集 | ★☆☆ | ★★★ | ★★★ |
| ハンドメイド販売 | ★★☆ | ★★☆ | ★★☆ |
| ChatGPT×ライティング | ★★☆ | ★★★ | ★★★ |
| AI画像生成販売 | ★★☆ | ★★☆ | ★★★ |
| SNSアカウント運用代行 | ★☆☆ | ★★★ | ★★★ |
【すぐ稼げる系】アンケートモニター・ポイ活・フリマ販売
①アンケートモニター
スキルや経験が一切不要で、スマホがあれば今すぐ始められる副業の代表格です。企業や調査機関が実施するアンケートに回答するだけでポイントや報酬がもらえます。1件あたり数ポイント〜数百ポイントと単価は低めですが、隙間時間に積み重ねることで月数百円〜1,000円程度を稼ぐことができます。infoQでも無料でアンケートに参加でき、貯めたポイントをAmazonギフト券などに交換可能です。
関連記事:バイト禁止の高校生へ!安全なアンケートモニターの稼ぎ方と選び方②ポイ活(ポイントサイト)
ゲームのクリアやアプリのダウンロード、無料会員登録などの「ミッション」をこなすことでポイントを貯められます。アンケートより単価が高い案件もあり、うまく活用すれば月2,000〜5,000円ほどを目指すことも可能です。ただし、有料サービスへの登録を促す案件には注意が必要です。
③フリマ販売(メルカリ・ラクマ等)
読まなくなった本、使わなくなったゲームソフトやアパレルを出品するだけでお金になります。初期費用ゼロ・スマホだけで完結するのが魅力。値付けや写真の撮り方を工夫するだけで売上がアップするため、マーケティング感覚も自然と身につきます。不用品が尽きたら、ハンドメイド品やデジタルデータ販売へ応用するのもおすすめです。
【スキルが身につく系】Webライター・イラスト販売・動画編集
④Webライター
クラウドソーシングサービス(クラウドワークスやランサーズなど)でライティング案件を受注する副業です。最初は文字単価0.5〜1円ほどの案件からスタートし、実績を積むことで単価を上げていけます。国語力・リサーチ力・文章構成力が鍛えられるため、大学受験やその後のキャリアにも直結するスキルとして人気があります。
⑤イラスト・デザイン販売
絵を描くのが好きな人には、スキルマーケット(SkebやBOOTH等)でのイラスト販売がおすすめです。SNS(X・Instagramなど)でポートフォリオを発信しながらファンを増やす方法も有効で、趣味の延長で収入を得られるのが大きな魅力です。Canvaなどの無料ツールを使えば、デザイン経験がなくてもSNS素材やアイコンを販売することができます。
⑥動画編集
YoutuberやTikTokerの増加に伴い、動画編集者の需要は急上昇中です。CapCutなど無料アプリでの編集から始められ、慣れてきたらPCの編集ソフトに移行するという流れが一般的です。スキルが身につくと1本あたり3,000〜10,000円以上の案件も狙えます。初期習得には時間がかかりますが、将来性の高さで選ぶなら最有力候補です。
⑦ハンドメイド販売
アクセサリーや小物をminneやCreemaで販売する副業です。材料費がかかる点は注意ですが、自分のペースで制作・販売でき、アート系の趣味がある人なら取り組みやすいのが特長です。
【AI活用で差がつく系】ChatGPT×ライティング・AI画像生成販売ほか
⑧ChatGPT×ライティング
2026年現在、ChatGPTなどのAIツールを使いこなせるライターへの需要が急増しています。AIを使って記事の構成案を作成し、自分で肉付けして仕上げる方法は、作業速度が格段に上がるため単価アップにつながりやすいです。「AI+人間の判断力」の組み合わせは、これからの時代に必須のスキルです。
⑨AI画像生成販売
MidjourneyやAdobe Fireflyなどのツールで生成した画像をSNSアイコン・壁紙・デジタル素材として販売する副業です。絵が描けなくてもプロンプト(指示文)の工夫次第で高品質な作品が作れます。ただし著作権・商用利用の規約確認は必須です。
⑩SNSアカウント運用代行
InstagramやXの運用を中小企業や個人事業主の代わりに行う副業です。普段からSNSを使いこなしている高校生には取り組みやすく、月1〜3万円の案件も珍しくありません。クラウドソーシングやSNSでの営業で案件を獲得できます。SNSネイティブ世代の高校生に最も向いている副業のひとつです。
調査結果からわかった「副業を始めたい理由」と副業の選び方
今回の調査で判明したお小遣いの使い道ランキング1位は「趣味・推し活」(47.5%)。推し活にかかるお金を副業で賄うことを目標に設定すれば、モチベーションを保ちやすくなります。
ライブのチケット代・グッズ代・交通費などを合わせると、推し活は年間数万円〜十数万円に上ることも珍しくありません。一方で、現役高校生の約半数は月5,000円以下しか自由に使えないという現実があります。月1万円の副業収入が加わるだけで、推し活の予算が倍以上に広がる計算になります。
目的別・あなたに合う副業の選び方
副業選びは「何のために稼ぐか」を明確にしてから選ぶと続きやすくなります。
- 推し活・趣味費を稼ぎたい→ アンケートモニター・ポイ活・フリマ販売(すぐ始められる)
- 将来に役立つスキルも身につけたい→ Webライター・動画編集・SNS運用代行
- 好きなことを仕事にしたい→ イラスト販売・ハンドメイド販売
- 最新トレンドに乗りたい→ ChatGPT×ライティング・AI画像生成販売
最初から高収入を狙おうとすると続かなくなりがちです。まずは月3,000〜5,000円を目標に、気軽に試せる副業から始めるのがおすすめです。慣れてきたらスキル系にステップアップしていきましょう。

高校生が副業でつまずく3つの失敗と対策
副業を始めた高校生がよく経験するトラブルを3つ紹介します。事前に知っておくだけでほぼ防げるので、しっかり確認しておきましょう。
詐欺・悪質案件の見分け方
副業を探していると、「簡単に月10万円稼げる」「初期費用を払えばすぐ稼げる」などの甘い言葉に出会うことがあります。こうした案件の多くは詐欺や悪質なねずみ講です。「初期費用が必要」「高額な教材を買わされる」「知人を紹介すると稼げる」といった特徴があればすぐに距離を置きましょう。
安全な副業プラットフォームの目安:クラウドワークス・ランサーズ・メルカリ・minne・infoQなど、企業が運営する実績のあるサービスを選びましょう。
学校・家族とトラブ酢にならないための注意点
副業の収入が発生すると、確定申告や住民税の通知などで学校や家族に知られる可能性があります。住民税の徴収方法を「普通徴収」に設定することでリスクを下げることはできますが、最も確実なのは最初から保護者に相談して進めることです。隠しながら進めると後のトラブルが大きくなるため、最初から話しておくのが安全で賢明な選択です。
また、SNSで副業の収益を公開したり、学校名・顔写真を出したりすることも炎上リスクにつながります。個人情報の管理は徹底しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q:高校生でも確定申告が必要ですか?
A:副業の年間所得が48万円(基礎控除額)を超える場合は原則として確定申告が必要です。ただし、月1万円程度の収入であれば年間12万円程度のため、多くの高校生は対象外となります。詳しくは保護者や学校の先生に相談してみてください。
Q:副業収入は親の扶養に影響しますか?
A:親の扶養に入っている場合、子どもの年間合計所得が48万円を超えると扶養から外れる可能性があります。月数千円〜1万円程度の収入であれば通常は影響しませんが、念のため保護者と確認しておきましょう。
Q:バイト禁止の学校でも副業はできますか?
A:学校の規則によって異なります。「アルバイト禁止」と明記されていても、業務委託や個人での販売活動(フリマ・ハンドメイド等)については規定がないケースも多くあります。担任や生活指導の先生に確認するのが安心です。
Q:スマホだけで本当に月1万円稼げますか?
A:アンケートモニターやポイ活のみでは難しいですが、フリマ販売やWebライターを組み合わせることで月1万円は十分に達成可能です。最初の1〜2ヶ月は実績を積む期間と考え、継続することが大切です。

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調査概要
- 調査方法:
- infoQでwebアンケート実施
- 有効回答:
- 61サンプル
- 調査対象:
- 全国の現役高校生









