Nintendo Switch 2（以降Switch 2）の発売を前に、SNSは応募報告や期待の声であふれ、誰かが「当たった！」と喜びをシェアすれば、そこに「おめでとう！」のリプライが飛び交う状態です。
そんなお祭り騒動の中、「本当に買えるの？」という疑問も当然出ています。
本記事では、全国15〜59歳の男女4,500人を対象にした調査結果をもとに、Switch 2の当選状況とこれからの需要について分析を行います。
なお、記事内の分析には生成AI「ChatGPT-4o」の力も借り、データの裏側にある“本音”を掘り下げていきます。
それではSwitch 2の需要について見ていきましょう。
Switch 2を欲しいと思いますか？
高い注目度の中にも“様子見派”と“即入手希望”が共存
新しいゲーム機が登場するとき、誰もが同じ熱量で飛びつくわけではありません。
実際、今回のアンケートでも、Switch 2を「発売日に欲しい」と答えた人は全体の5.4％にとどまりました。
一方で、「欲しいが急いでいない（12.1％）」「しばらく様子を見たい（16.0％）」といった“静観派”は3割近く、さらに「興味がない」と答えた人も5割を超えました。
この数字だけを見ると、「意外と盛り上がっていないのでは？」と思うかもしれません。
しかし今回のアンケート対象は、15〜59歳の男女。つまり全年代の一般層を広く含む構成です。
その中で家庭用ゲーム機の“最新モデル”に対して、4割以上の人が何らかの関心を示しているというのは、非常に高い注目度と言えます。
Switch 2の当選率は？
発売日に入手できる人の割合は応募者の16.2%
抽選という仕組みの中で「当たるかどうか分からない」こと自体が、この体験の面白さでもありますが、同時に“競争率の高さ”に驚いた人も多いのではないでしょうか。
Switch 2を購入するため何かしらの抽選に応募した人を対象としたアンケートでは、「すでに抽選または予約で当選済み」と答えた人は16.2%。一方で、「抽選結果待ち」「落選したが再挑戦予定」という声も多く、現在はまだ第一波の山場という印象です。
※このアンケートは2025年5月22日時点の結果です。
発売当日やその後にどのようにSwitch 2の需要が変化していくのかAIに聞いてみましょう
AIに質問
これから抽選の競争率はどのように変化していきますか。また、需要と供給が釣り合うのはいつ頃になるか予測してください。
AIの回答
Nintendo Switch 2の抽選競争率は、発売直後から非常に高い状況が続いています。
Switch 2の抽選競争率の今後
発売直後（現在〜数ヶ月）：非常に高い倍率（初回は200万人以上応募）。
2025年末頃〜2026年初頭：追加出荷により徐々に緩和、倍率は下がる見込み。
需要と供給が釣り合う時期
予想：2026年春頃
任天堂は2025年中に全世界で約2,000万台の出荷を目指しており、日本国内の需要が推定500万台ある中で、初期出荷はその一部にとどまります。そのため、発売からしばらくは品薄状態が続くと見られますが、段階的な追加出荷や転売対策の強化により、2025年末から流通が徐々に安定し始め、2026年春には多くのユーザーが希望通りに購入できる状態になると考えられます。
もちろん、人気タイトルの発売や年末商戦といったタイミングでは、再び競争が激化するかもしれません。なるべく早く入手したいという人は、競争率が落ち着くタイミングを見計らって、戦略的に応募、購入する必要がありそうです。
任天堂のSwitch 2に対する「転売対策」についてどう思いますか？
「転売対策」はユーザーに信頼されたのか？
Switch 2の抽選に挑んだ人たちの間で、たびたび話題に上ったのが任天堂の「転売対策」です。
以前から、人気ゲーム機が転売目的で大量に買い占められ、本当に欲しい人の手に届かないという問題が社会的な課題になってきました。
その中で、任天堂は今回、Switch 2において以下のような“本気の転売対策”を打ち出しました。
応募条件
- 2025年2月28日時点で、Nintendo Switchソフトのプレイ時間が50時間以上であること
- 応募時点で「Nintendo Switch Online」に累積1年以上の加入期間があり、応募時にも加入していること
参考：抽選販売について
Switch 2に購買意欲がある人を対象に「任天堂の転売対策についてどう思いますか？」と聞いてみたところ、「詳しく知らない」と答えた人はわずか10.8%。
つまり、およそ9割が何らかの形で対策の存在を認識していたことがわかります。
また「素晴らしい（33.7％）」「概ねよい（30.6％）」と公的的な意見が60％以上となり多くの人が“これなら信頼できる”と感じているようです。
SNS上でも「これはいい取り組み」「今後も続けてほしい」という声が多く見られました。さらに、6月27日に任天堂はフリマやオークションの不正出品を防ぐため、メルカリ、LINEヤフー、楽天グループとフリマ事業者3社と協力を発表しました。Switch 2をきっかけに、急激に進む転売対策が注目されています。
なお、転売対策故の応募条件の厳しさについても議論されていましたが、実際の応募状況はどうなっているのでしょうか。
任天堂の公式（マイニンテンドーストア）の抽選に応募しましたか？
応募者の約半数がマイニンテンドーストアの抽選に参加
Switch 2の抽選に応募した人の中で、任天堂公式チャネルであるマイニンテンドーストアに「応募した」人は全体の47.6%に上りました。
半数近くがマイニンテンドーストアでの抽選に挑戦しています。
一見すると厳しく見える応募条件でしたが、任天堂としては明確に「Switchのヘビーユーザーに届けたい」という意思があり、結果的に購入行動をとるほど高い購買意欲を持つ人の半数が対象となっていました。
マイニンテンドーストア以外でSwitch 2の抽選・予約をどこで申し込みましたか？
Amazonでの応募が多い理由とは？
グラフでは応募が多かったサービス上位5つを表示しています。Switch 2の抽選に応募した人の中で、多くの人が応募先として選んでいたのが「Amazon（32.4%）」でした。
ではなぜ、これほどまでにAmazonが支持されているのでしょうか？
応募者がどういった記入で応募先を選んでいるのか詳しく調べてみました。
抽選先を選んだ理由は何ですか？
最も多かったのは、
「応募手続きが簡単だった」（46.9%）
「応募条件が簡単だった」（28.7%）
という、“手軽さ”や“わかりやすさ”を重視する声です。Amazonでは応募条件が特になく、「専用ページでリクエストを送信するだけ」と応募方法も簡単であったことが人気の要因であったと予想されます。
また、「普段の買い物感覚で申し込める」プラットフォームが好まれるのは、情報過多な中での“判断疲れ”を避けたい心理が作用していると考えられます。
また、逆を言えば応募条件が厳しく、申し込み方法が複雑な応募先なら倍率は大幅に下がると言えます。もちろん在庫数は一定ではないため、抽選に有利を求めるなら一定の在庫を確保しているサービス、かつ応募条件をしっかり目に設定しているサービスを探す必要があります。
どの様なサービスに応募すると当選率が高くなるのか、AIに戦略を練ってもらいましょう。
AIに質問
Switch 2を手に入れるためにより高い確率で入手できる方法を考えてください。
AIの回答
Switch 2をより高い確率で入手するには、以下のような戦略的な行動が効果的です。
1. 抽選応募を分散させて数を稼ぐ
複数の店舗・ECサイトの抽選に同時応募しましょう。
例：ヨドバシ、ビックカメラ、ノジマ、ヤマダ、ゲオ、TSUTAYA、Amazonなど。
2. 比較的倍率が低いモデルを狙う
「同梱版」や「目立たないカラーバリエーション」などは倍率が低くなる傾向があります。
※今後のセット販売やバリエーションに注目
3. 地方の店舗・穴場を活用する
都市部では競争率が非常に高いため、地方のゲオや家電量販店では在庫に余裕が出ることも。
4. 入荷速報・販売情報をリアルタイムで追う
X（旧Twitter）の入荷速報アカウントをフォローし、「通知オン」にしておくことで、即アクセスが可能に。
発売前の応募はすでに争奪戦となっていますが、発売後の店頭販売も新しい戦場と言えるでしょう。ぜひご参考にしてください。
まとめ
今回の調査では、Switch 2に対する世間の関心の高さが明らかになりました。
特に注目すべきは、一般層を対象にした調査にもかかわらず、約4割がSwitch 2に何らかの興味を示していたこと。家庭用ゲーム機としては異例の数字であり、それだけ期待が集まっていることがわかります。
一方で、調査時点で発売日に手に入る見込みがある応募者は16.2%にとどまり、供給の少なさと競争率の高さも浮き彫りになりました。
応募先としてはマイニンテンドーストアの次にAmazonが人気で、「応募手続きが簡単」「応募条件が簡単だった」といった声が多く、わかりやすさやサービスへの使い慣れが応募行動に直結していることが見て取れます。
また、任天堂公式の抽選には約半数が参加。応募条件は厳しかったものの、「本当に欲しい人に届けたい」という設計意図は一定の支持を得ていたと言えるでしょう。
Switch 2をめぐる状況は、まだ“スタート直後”。今後の生産や流通の拡大にともない、入手のチャンスは確実に増えていくはずです。
今すぐほしい人もまだ様子見の人も、お祭り騒動ともいえるこの状況をぜひポジティブに楽しんでください。
発売が本当に楽しみですね。
調査概要
- 調査方法：
- infoQでwebアンケート実施
- 調査期間：
- 2025年5月22日（木）～2025年5月24日（土）
- 有効回答：
- 4,500サンプル
- 調査対象：
- 全国15〜59歳男女
