学用品の調達や習い事、通院費など、子育てには多くのお金がかかります。家計を圧迫しないように多くの収入を得ようと、出産・育児をしながら働く女性の割合は年々増加していますが、どの時代においても子育てと仕事の両立は大変です。
本記事では子育てと仕事を両立するための工夫や、復職する際の仕事選びのポイントを紹介します。
子育て中に働く女性の割合
子育てしながら仕事をする女性、いわゆるワーママ(※ワーキングマザーの略称)の割合は増加しています。内閣府の資料によると、ワーママとして就業継続している女性は増加傾向にあります。
引用:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査 結果の概要」
また、上記資料を見ると、2015年から2019年の時点で、約7割の女性が第一子出産後も就業を継続しています。正規職員だけではなく、パートや派遣社員の間でも、育休を利用した就業継続率は上昇しています。
出産・育児を機に一度は離職しても、それぞれのタイミングで再就職する場合もあるのです。
子育てと両立しやすい仕事
事務職
事務職は育児と両立しやすく、人気の職業です。その理由として、仕事内容が一定であることや、身体を使う仕事ではないことから、育児に体力を割く余裕が生まれることが挙げられます。他の職種と比較して、福利厚生が整っており、時間の融通が効きやすいです。
女性の割合が多い職場でもあるため、子育てへの理解がある方も多い職種です。
接客・飲食業
次点でおすすめな職業は、接客・飲食業です。シフト制であるお店が多いため、短時間から勤務することができます。こどもの急病の際にもシフトを交代してもらえるなど、柔軟に対応することができます。
内職
内職は自宅で作業することができるため、子育ての合間を縫って取り組むことができます。就業時間の縛りがないため、自分の都合のいい時間に働けるだけでなく、子どもの急な休校やお迎えにも対応しやすい点がメリットとして挙げられます。
アンケートモニター
アンケートモニターは、スキルや経験がなくても気軽に始められます。さらに、アンケートの回答には時間もそれほどかかりません。スキマ時間に取り組むことができるため育児との両立もしやすく、人気があります。
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子育てと仕事の両立における課題
子育てと仕事の両立には、さまざまな課題があります。具体的にはどのような課題が立ちはだかるのでしょうか。
時間管理の難しさ
1つは時間管理の難しさです。限りある時間の中で、仕事と子育てのどちらを優先するか判断が難しいこともあります。例えば子どもが体調を崩し、業務の途中で迎えにいく必要が生じるなど、想定外の事態が起こることも考えられます。
都度、その時の状況や事情に応じて柔軟に対応する必要があります。
ストレスとの闘い
2つ目は日々のストレスとの闘いです。仕事と子育ての両方をこなそうとして無理をしていると、気づかないうちにストレスが溜まっていることがあります。ストレスが重なると、仕事のパフォーマンスも低下してしまう恐れがあります。
キャリアアップとのバランス
3つ目はキャリアアップとのバランスを取ることです。昇進や転職を考える際には、タイミングが重要です。自分だけでなく、家族の状況などを考慮する必要があります。
サポート体制の不足
4つ目はサポート体制の不足です。仕事をするために、日中は保育園や学童を活用したいところですが、地域によっては保育園や学童の数が不足している場合があります。
子育てと仕事を両立するポイント
ここからは、子育てと仕事を上手く両立させるためのポイントを勤務体系別に解説します。
正社員として働く場合
フルタイムの正社員として働く場合、スケジュール管理やサポート体制の活用が重要です。平日はどうしても仕事中心の生活になります。保育園や学童など地域のコミュニティを活用しましょう。
リモートワークや在宅勤務を取り入れている企業に勤めている場合は、こうした制度を利用し、子育てとのバランスを上手く取っていきましょう。
アルバイト・パート勤務の場合
パートタイムで働く場合、子育ての都合に合わせたシフトを希望し、無理なく働くことができます。柔軟にスケジュールを組んでいけるか、就業時に確認することが大切です。
フリーランスとして働く場合
フリーランスとして働けば、自分でスケジュールを管理することができます。会社員などの勤務形態と比べれば、子育ての時間を確保しやすいと言えるでしょう。
しかし、案件受注や業績、自分の稼働そのものが収入に直接影響するため、必然的に仕事の優先度が高まります。家事や子育てをサポートしてくれる人や外部機関、アウトソーシングなどを柔軟に頼ることが大切です。会社員と比較して、自治体によっては保育園の受け入れが難しい場合もあるので注意しましょう。
仕事に充てる時間、子育てに充てる時間とを上手くスケジューリングし、制度なども活用しながら、適宜柔軟に進めていくことでさまざまな負担を軽減できます。
効果的な時間管理方法
仕事も育児もこなすためには、毎日やらなければならないことで溢れています。突然発生することも多いと、余裕がなくなってしまうことも多いのではないでしょうか。そこで大切なのは、1日をどう過ごすか、普段から時間管理を意識することです。
本章では、忙しいワーママに効果的な時間管理方法を2点紹介します。
タイムブロッキング
時間管理の方法の1つは、タイムブロッキングです。1日の活動時間をブロックに分け、ブロックごとにやるべきことを振り分けていくことです。ToDoリストと似ていますが、少し異なります。
ToDoリストは、やるべきことを軸にしたリストアップですので、リストの中ではそれぞれのタスクの期限や緊急度までは分かりません。そのため、たくさんのタスクを書き出してしまった場合はとくに、「何から手をつけるべきだろう」と考える時間が都度、発生してしまいます。
タイムブロッキングは、タスクを洗い出すとともに、その時点で一つひとつのタスクの期限や緊急度を把握します。そして、取り組む順番や具体的な作業時間帯まで割り当てます。そうすることで迷うことなく作業に取り掛かり、限られた時間を有効に使うことができます。
自分にとっての優先順位を決める
2つ目の効果的な時間管理方法は、何の優先順位を高めて過ごしたいか、判断軸を持つことです。ときには行動の取捨選択も発生します。あらかじめ自分自身の意志を明確化しておけば、普段の生活の中で起きるちょっとした意思決定と、仕事と同時進行するトラブル時の意思決定も、スピーディに判断を下して前へ進むことができます。
焦りや戸惑いを減らし、心の余裕を持つように心がけましょう。
子育てと両立しやすい仕事選びのポイント
子育てが落ち着いたタイミングで社会復帰を考える人のために、子育てと両立しやすい仕事選びのポイントを解説します。
ライフスタイルに応じた仕事を選ぶ
まずは、家族や自分の1日の流れを把握し、どの時間帯なら仕事がしやすいか考えましょう。毎日固定の一定時間を仕事に充てるのか、特定の曜日のみ集中して仕事に充てるのか、ライフスタイルに応じて無理のない仕事を選びましょう。
柔軟性が認められる環境を選ぶ
柔軟な勤務が認められる仕事であるほど、子育てと両立しやすくなります。
在宅勤務が可能な仕事、時間単位で有給が取れる仕事であれば、子どもの急な体調不良などにも対応しやすいです。
企業の制度・文化とのマッチングを見る
会社から提供される育児支援制度はもちろん、子育て中の社員を受け入れる風土があるかなど、事前に確認して自分自身に合っているか判断しましょう。
急な申請でも有給休暇が取得できるか、時間単位で休めるかなど、細かい実態の部分まで確認しておくと安心です。
まとめ|自分に合った働き方を選択することで子育てと仕事は両立可能
子育てと仕事の両立には苦労も伴います。柔軟な働き方が認められる環境を選び、仕事と子育てに充てる時間を工夫しましょう。また、新たに仕事を探す際には、家族の都合なども考慮してライフスタイルに合った職場や仕事を選択しましょう。そうすることで、子育てと仕事の両立が実現できます。
本記事で挙げたポイントを参考にしながら、ご自身に合った仕事を探してみてください。
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よくある質問
Q1.育児と両立できる仕事はありますか?
在宅勤務の仕事や、保育園や学童を利用できる場合には、子育てにも柔軟に対応してくれる企業がおすすめです。
仕事選びのコツについては「子育てと両立しやすい仕事選びのポイント」の章をご覧ください。
Q2. 育児と仕事を両立している人は多いですか?
近年、育児と仕事を両立する女性(ワーキングマザー、ワーママ)の割合が年々増えています。
詳しくは「子育て中に働く女性の割合」の章をご覧ください。