調査結果 アンケートモニター2,000名に調査

旅行代金50%相当を支援!
利用回数制限なしの
Go To トラベルスタート

Go To トラベル

旅行者や事業者の感染予防対策を中心に国民の健康や安全を第一とし、日本経済の活性化を図る「Go To トラベル」事業が、2020年7月22日よりスタートしました。
開始時期や対象地域について何かと注目を集めていた事業ですが、「Go To トラベル」事業が消費者にどのように認知され利用されているのか、東京を除く全国10~60代の男女2,000名に調査しました。

Go To トラベル事業とは

国内旅行を対象に旅行代金総額の50%相当額(第1弾は代金総額の35%)を国が支援する事業です。
給付上限は一人一泊あたり2万円、日帰り旅行については1万円が上限となります。連泊や利用回数の制限はありません。例)5泊なら給付上限は10万円

地域共通クーポンとは?

旅行期間中に限り、旅行先の都道府県内と隣接した都道府県内で利用できる商品券です。
紙クーポンで発券した場合1枚1,000円単位で発券されますが、電子クーポンの場合は1,000円、2,000円、5,000円単位と選べます。また、地域共通クーポン取扱店舗はGo To トラベル公式サイトにて公表予定です。

調査結果

Q1 Go To トラベル事業を
知っていますか。

「Go To トラベル事業」を知っている70.3%、内容は把握していないが聞いたことはある25.5%、知らない4.2%

Go To トラベル事業の
認知度は70.3%

Go To トラベル事業を「知っている」と回答した人は70.3%と非常に高い結果となりました。
さらに、Go To トラベル事業を知っている人のうち、第2弾の「地域共通クーポン」についても把握している人は約半数の50.8%となり、開始日が未定の「地域共通クーポン」については認知度が低いようです。
また、4人に1人の割合でGo To トラベルキャンペーンの内容を理解しておらず、旅行の計画を立てていない方にとっては調べる必要がないと認識されているのかもしれません。

Q2 Go To トラベルの第2弾が
魅力的だと感じますか。

Go To トラベルは魅力的68.2%、魅力的でない31.8%

68.2%の人は、旅行代金最大50%の
支援に魅力を感じている

第2弾についての内容を説明したうえで、支援内容に魅力を感じるかを調査したところ、68.2%の人が「魅力的である」と回答しました。
最大50%相当の支援は魅力的である一方、まだまだ予断を許さない状況であるため、魅力に感じない人も多いという結果となりました。

Q3 ウイルスの感染リスクや
金銭的な問題がなければ、
旅行に行きたいと思いますか。

旅行に行きたい70.1%、旅行に行きたくない29.9%

潜在的に「旅行したい」
と考えている人が7割

70.1%の人が「ウイルスの感染リスクや金銭的な問題がなければ、旅行に行きたい」と回答しています。いつもなら行きたい場所、行きたい時期を優先的に考え、旅行の計画を立てるところですが、このコロナ禍ではそのほか様々な判断をしなければなりません。
では、そんな中Go To トラベルは実際どのように利用されているのでしょうか。利用率についてもみていきましょう。

Q4 Go To トラベルを
利用したことがありますか。

「Go To トラベル事業」を利用しない48.7%、まだわからない34.0%、利用したことはないが利用を予定している10.3%、利用したことがある7.0%

Go To トラベルを利用したことが
ある人は、全体の7%とごく少数

2020年7月22日にスタートしたGo To トラベルですが、8月までの利用率は7%に留まっています。
新型コロナウイルス感染拡大の不安や自治体ごとに発表される緊急事態宣言など、目まぐるしく環境が変化する中、 「まだわからない」と回答した人が34.1%と多く、事業に否定的ではないにしろ慎重に様子を見ている方が多いようです。

Q5 Go To トラベルを利用の旅行先は居住地(都道府県)内、外のどちらですか。

旅行先は、居住都道府県外57.2%、居住都道府県内31.0%、どちらも11.8%

都道府県境をまたぐ旅行を
する人は69%と過半数

Go To トラベル利用者のうち69%の人が都道府県境をまたぐ旅行をしていることがわかりました。人気の旅行先TOP3は北海道、京都府、沖縄県となっており、旅行先の上位20%を占めていました。
一方、地域別の旅行先を見てみると北海道・東北地方に住む人たちは住んでいる都道府県内で旅行している人が66%と非常に高い結果となりました。 しかし、都道府県をまたぐ旅行をしている方も近場を選んでいる方が多く、飛行機や新幹線など長時間密になる状況を避けている様子も伺えました。

居住地域別旅行先

GO TO トラベル 居住地域別旅行先

Q6 Go To トラベルを利用するにあたって、
普段の旅行プランと違いがありましたか。

旅行プランは「普段よりグレードアップ」傾向。
Go To トラベル利用で高級ホテルや旅館に注目の声

  • 注目の声01自治体の独自の復興割と併用して利用したためなるべく良い宿泊条件で探した。普段なら泊まることのないような値段の高めのホテルや1日そのホテルの中で過ごせてご飯も食べられるようなホテルを優先的に利用させてもらった。<男性/20代>
  • 注目の声02今の時期県外に行くのはリスクがあると思い、県内でホテルに泊まることがほとんど無かったので、この機会に安く泊まれるので利用しました。こういう機会があり、たまには県内でホテルに泊まってゆっくりするのもいいと思った。<女性/30代>
  • 注目の声03県民限定プランというものがあった。料金も手頃に設定されていたし、県民が多く利用していると想像出来たので、新型コロナの感染者が少ないと思い少し安心して利用した。<男性/20代>
  • 注目の声04観光名所をあえて避けて、雑誌などにない旅館のおすすめ穴場スボットなどにしたので精神的に楽でした。<女性/40代>

Q7 Go To トラベルを利用する
理由を教えてください。

Go To トラベルを利用する理由は、支援額(特典)が魅力的だった44.5%、もともと対象期間に旅行するつもりだった31.2%、行きたい場所がGo Toトラベルの対象だった11.0%、Go To トラベルを使用してみたかった11.0%、その他2.3%

Go To トラベルを利用する
決め手は支援額

支援額が魅力的でGo To トラベルを利用すると回答した人は44.5%でした。やはり旅行金額から50%相当の支援は魅力的なようです。
また、夏の旅行シーズンに事業が開始されたことにより「もともと旅行するつもりだった」や「行きたい場所がGo To トラベルの対象だった」の割合も高く、支援により当初の旅行プランからグレードアップを検討した方も多いのではないでしょうか。

Pick Up

Go To トラベルを「利用しない」
回答した人は、全体の48.7%

全体の68.2%がGo To トラベルの支援が魅力的と回答したにもかかわらず、実際利用意向のある人は20%を下回っています。2つの回答結果を照らし合わせると、全体の約50%の人達がGo To トラベルに魅力を感じていても、利用していないということになります。では、「利用しない」と答えた方に理由を詳しく聞いてみましょう。

Go To トラベルを利用しない理由

  • 高齢の親に感染させるのが怖い。
    が、本当に収束局面になって感染者が相当数減ったら行きたい。<女性/50代>
  • 仕組みとしてはある程度有効かと思う。
    しかし感染リスクのうち加害側にも被害側にもなる可能性がある以上、旅行に行く気にはなれない。<男性/50代>
  • 本当は行きたい!とっても行きたい!だけど、会社から旅行自粛をかけられている。 旅行をする人は申請書みたいなものをださないといけない。会社の人の目がすごい怖い。自営業やフリーランスがうらやましい。<女性/30代>
  • 観光産業の復興やそれによる地域活性化については賛同するものがあるが、政府の対応が国民の意に沿うものではない感があるし、コロナの終息にはまだほど遠い感があるため<男性/50代>

Check

旅行者向け「新しい旅のエチケット」とは?

2020年6月19日に国土交通省・観光庁の協力のもと旅行連絡会より、旅行者視点で感染防止の留意点をまとめた「新しい旅のエチケット」が示されました。移動、食事、宿泊等、様々なシーンを想定して感染リスクを避けるための留意点が掲載されています。
Go To トラベルでは、「新しい旅のエチケット」の実施が順守事項に含まれており、他にも毎朝の体温チェックや宿泊施設での本人確認、3密の回避等、感染リスクを避けた「新しい生活様式」に基づく旅のあり方を提唱しています。

「新しい旅のエチケット」
感染リスクを避けて安心で楽しい旅行

  • 毎朝の健康チェックは、おしゃれな旅の身だしなみ。New!毎朝の健康チェックは、
    おしゃれな旅の身だしなみ。
  • おしゃべりをほどほどにして、味わうグルメ。New!おしゃべりをほどほどにして、
    味わうグルメ。
  • 楽しくも、車内のおしゃべり控えめに。New!楽しくも、
    車内のおしゃべり控えめに。

調査概要

調査方法:
infoQでwebアンケート実施
調査期間:
2020年8月27日(木)
有効回答:
2,000サンプル
調査対象:
東京を除く全国15~69歳男女

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